バランスがよくまろやかでフルーティ、力強い味わいのワイン
ツグミ(フランス語で「メルル」)の大好物なのでメルローという名前になったとされています。アキテーヌ地方北部が起源のメルローはフランスで最も多く栽培されている品種ですが、北アメリカやチリ、イタリアなど世界各地でも見られます。大変人気のある品種で、ワインに濃厚な色合いとしなやかな口当たり、少し砂糖漬けにしたような赤系果実の香りをもたらします。
世界各地で栽培されているメルローですが、テロワールの多様性にとんだペイ・ドックでその特色が特に花開いています。ロシュ・マゼでは、ラングドック・ルーションにおける最高のメルローとは何かを規定し、高台の冷涼なテロワールで生まれたブドウを使っています。厳格な選果作業により、あらゆるアロマの個性をそなえたワインができあがっています。樽香を感じさせる作りや特別なノウハウによって、ロシュ・マゼは唯一無二のメルローを生み出しています。
まず目をひくのは、きれいで濃厚な、ほとんど黒と言ってもよい赤色が、緋色や紫に反射する様子です。フレッシュでジャムのような赤系果実のアロマにより香りは繊細になり、さくらんぼやクロイチゴがまざったようなニュアンスも感じます。口に含むと、スパイスやチョコレートの風味が、タンニンが織りなすビロードのような心地よさに包まれ、赤系果実のアロマとまざりあいます。やや樽香を感じるメルローの果実は、繊細かつまろやかで、広がりも感じられます。
16℃でサービスすると風味が花開くこのワインは、アペリティフ、シャルキュトリーの盛り合わせ、赤身肉のグリル、ローストチキン、カンタルなどの熟成チーズと非常に良く合います。
熟成チーズの盛り合わせ : ジャムのような果実味をもつメルローは、熟成タイプのチーズとの相性が抜群です。
ミラノ風カツレツ : メルローのまろやかさが子牛の繊細な味に良く合います。
ミニバーガー : メルローのスパイシーさがミニバーガーの赤身肉の味を引き立てます。
ペイ・ドックのテロワールは見事なモザイク状になっています。ロシュ・マゼでは、品種の最高の味わいを見極めながら、敬意をこめて、正確に、情熱をもってブレンドしています。
詳しく見る